すおうおおしまのおおぼうずふなゆうれい
周防大島の大坊主船幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 夜の海に大坊主の姿で現れる船幽霊は、殴っても消えず、鶏が鳴くまで居座り続けたという。
- 細部
- 夜の海を漕いでいると、暗闇の中に突如として大きな坊主頭の姿が浮かび上がり、不気味に笑いかけてくることがあるという。漁師が手にした簀板でこれを打ちすえると、いったんはかき消えるものの、すぐにまた同じ場所にぬっと現れる。何度追い払っても去ろうとせず、夜通し付きまとうが、明け方に鶏の声が響くと、それを合図に姿を消してしまうと伝えられる。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1932年掲載、宮本常一「周防の大島(三)―蒲野村・久野町―」に記録された話である。
- 地域
- 山口県周防大島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ