ふなおかじょう
船岡城
国内
場所・異界
- どんな話か
- 中世の船岡城には尽きない栗の袋や減らない絹、涸れない甘泉があったとされ、本丸の土塁では毎年5月20日に天女が舞う姿が見られたという。
- 細部
- 船岡城は中世に築かれた柴田城のことで、四保館とも呼ばれている。柴田氏がもっとも栄えていた時代、この城の倉には一袋の栗が納められていたが、どれだけ使ってもけっして尽きることがなかったという。同じように一箱の絹も、いくら使っても目減りすることがなく、城内に湧く甘い泉の水もまた、どれほど日照りが続いても涸れることがなかったと伝えられている。さらに、本丸の土塁の上では、毎年5月20日になると天女が舞い降りて舞を披露するのだといい、実際にその姿を見たという者もいたのだという。尽きることのない富と天女の舞という、繁栄の絶頂を象徴する数々の奇跡が、この城にまつわる伝説として語り継がれている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・屋敷・城館の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県柴田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ