ふながたやま
船形山
国内
場所・異界
- どんな話か
- 小栗山権現と船形山権現の姉妹神がかんざしを争い、妹が山中へ逃げ込んだ末に喧嘩祭の由来となったという伝説。
- 細部
- 加美郡色麻村に鎮座する小栗山権現と、船形山権現とは姉妹の神とされる。あるとき一本のかんざしを巡って姉妹が争いになり、妹の権現がこれを手にして山へ逃げ込んだ。怒った姉は追いかけ、妹は橋を落とし、大石を転がし、大木を倒すなどして行く手を阻みながら逃げ延びる。船形山まであと一息というところで大工が造っていた馬舟に匿ってもらい、姉はついに諦めて引き返した。妹は舟を出ると近くの池で乱れた髪を整え、水面に映るかんざしの姿を見て安堵しながら船形山の中へ入っていったといい、この池は鏡ヶ池と呼ばれるようになった。この故事にちなんで船形山の祭礼は喧嘩祭と呼ばれ、梵天を奪い合って勝った組が駆け足で山を下り、途中で木の根や石を転がす習わしが今に残る。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・山の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県大和町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ