ふくべみず
ふくべ水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 病の父のため岩般の滝の水を汲んで急いだ子供が、父の死の知らせを聞いてふくべを落とすとそこから水が湧き、ふくべ水と呼ばれるようになった。
- 細部
- 上宝町に伝わる話では、病に伏せった父親が岩般の滝の水を飲みたいと言い出したため、子が急いでふくべに水を汲んで持ち帰ろうとした。ところが帰り道の途中で、父がすでに亡くなったという知らせを受け取ってしまう。悲しみのあまり手にしていたふくべを取り落としてしまうと、なんとその場所から水が湧き出してきたのだという。以来この場所はふくべ水と呼ばれるようになり、子の孝心と間に合わなかった悲しみが結びついた地名として語り継がれている。
- 広まり方
- 1980年の『民俗採訪』掲載、国学院大学民俗学研究会「岐阜県吉城郡上宝村」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ