ふぐしゃ
不具者
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 障害のある子を大切に育てた家は必ず栄え、粗末に扱った家はやがて傾くという沼津の言い伝え。
- 細部
- 沼津には、体の不自由な子を慈しみ育てる家はその代のうちに必ず身代を伸ばし、逆にひどい扱いをする家は一代のうちに没落してしまうという言い習わしがあった。実際に、手足の萎えた子を大切に育て上げ嫁まで迎えさせたK氏の家は繊維問屋として一番の身代を築き、知恵の発達が遅れた子に妻をめとらせ一家を立派に構えさせたO氏の家は大きな銀行を営むまでになったという実例が語られている。障害のある子への接し方が、そのまま家の盛衰に直結すると信じられていたことがわかる。
- 広まり方
- 1951年の『民間伝承』誌、黒柳秀雄「家の盛衰に就いて」にまとめられている。
- 地域
- 静岡県沼津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ