ふだんどぶ
ふだんどぶ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 武士が命を落とした水溜り「ふだんどぶ」には、お盆の時期だけ馬の鞍が浮かび上がるという。
- 細部
- 河内町にはふだんどぶと呼ばれる水溜りがあり、毎年お盆の時期になるとそこに馬の鞍が浮かび上がると言い伝えられている。昔、この澱んだ水にはまり込んで命を落とした武士がいたとされ、その武士が乗っていた馬の鞍が今も残っていて、盆になるたびに水面に姿を現すのだという。日頃は何の変哲もない水溜りが、お盆という先祖や死者を迎える時期にだけ異変を見せることから、村人たちはこの場所を武士の霊にまつわる特別な場所として意識してきたと考えられる。
- 広まり方
- 1996年の『常民』所収、中央大学民俗研究会「石川県石川郡河内村 調査報告書」に記録がある。
- 地域
- 石川県白山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ