えんのぎょうじゃとくめじのはし
役行者と久米路の橋
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 役行者が神を呪縛したために橋の工事が中断し、架けかけのまま残ったと語られる縁起譚。
- 細部
- 架橋の労役を神々に課した役行者に対し、葛城の一言主神は自分の容貌が醜いことを恥じ、日中は姿を見せずに働こうとしなかった。これに行者は激怒し、術によって神を縛りつけてしまう。働き手を失った工事はそこで止まり、橋は渡り終えぬまま宙に架かった状態で残されたと伝えられる。土地に架かる橋の未完の姿を、修験の祖と神との衝突によって説明する型の縁起で、行者の法力が神をも従えるという理解が前提になっている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、岡野他家夫「久米路乃橋」に記録がある。
- 地域
- 長野県長野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ