ばけえんまのせんりょうばこ
化けエンマの千両箱
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 亡父の遺言で墓に納めた千両箱を狙いエンマ大王に化けた親族が、毒入りぼたもちで命を落とす話。
- 細部
- 裕福な家の主人が亡くなる際、千両箱を一つは自分の墓に納めさせ、残る二つを養子に譲るよう言い残した。この話を耳にした欲深い父方の兄弟は、墓に埋められた千両箱を横取りしようと考え、エンマ大王の姿を装って墓を暴きにやって来たという。ところが、同じく強欲な別の親類がその場を狙い、居合わせた者を皆殺しにする目的で毒入りのぼたもちを用意していたため、化けの皮を被った兄弟はそれと知らずに口にして命を落としてしまった。強欲な者同士が互いを出し抜こうとした末に共倒れとなる結末が語られている。
- 広まり方
- 1937年の『旅と伝説』に掲載された、天野真弓「氷上郡昔話集(四)」に記録されている。
- 地域
- 兵庫県丹波市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ