えんこばあさん
エンコ婆さん
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 河童を懲らしめたと伝わる大力の老婆で、その墓が緑の地に残るとされる。
- 細部
- 緑と呼ばれる地には、エンコ婆さんと通称される女性の墓があるという。並外れた力の持ち主として語られ、川に出るエンコを取り押さえて懲らしめた顛末が地誌『南宇和郡誌』にも収められている。この土地では河童との対決譚がいくつも語られるが、その主役はしばしば老女や嫁といった女性であり、彼女の墓が実在の目印として示される点で、話は土地に強く結び付けられている。怪異退治の記憶が個人の名と墓所を伴って残る例といえる。
- 広まり方
- 1959年の『西郊民俗』所収、大島建彦「山の獣の話―南豫僧都雑記(三)―」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ