えんかんしょうにん
円観上人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 調伏の嫌疑で召された僧を守る猿の群れが執権の夢に現れ、その影は不動明王に見えたという。
- 細部
- 幕府を呪詛したとの疑いをかけられた円観上人が、取り調べのために鎌倉へ呼び出された。ところがその折、北条高時は夢の中で、比叡山の東坂本の方角から数千に及ぶ猿が押し寄せ、僧を取り囲んで守護する光景を見た。不吉に思った高時は尋問を先へ延ばすよう役目の佐介時弘に伝えたが、当の時弘も、明け方に僧の部屋を訪ねた際、障子に映った影が人ではなく不動明王の姿であったと申し出た。二つの徴が重なり、僧の験力が示されたと語られる。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収める栗原信充『玉石雑誌』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ