でんでらの
デンデラ野
国内
場所・異界
- どんな話か
- かつて60歳を超えた老人が家を追われて共同生活を送ったと伝えられる遠野の原野。古い呼び名「蓮台野」が訛って「デンデラ野」になったとされる。
- 細部
- 『遠野物語』第111話「ダンノハナと蓮台野」に記録された伝承で、60歳を超えた老人はこの地へ追いやられる習わしだったとされる。追いやられた老人たちは日中は里へ下りて畑仕事などをして暮らしの足しにし、夕方には野へ戻ったといい、遠野の方言で下りることを「ハカダチ」、戻ることを「ハカアガリ」と呼んだと伝わる。こうした姥捨てが実際の慣習として行われていたのか、飢饉の記憶などが重なって生まれた伝承なのかは研究者の間でも意見が分かれている。
- 広まり方
- 『遠野物語』への収録に加え、現地に当時の暮らしを想像させる小屋が復元・整備されたことで、遠野を代表する伝承地の一つとして観光客にも知られるようになった。
- 地域
- 岩手県遠野市附馬牛町(旧蓮台野)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ