だんじょへんじょう
男女変成
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 米野木村の百姓の子は生まれつき男女の区別がつかず育つと男子の気質となり、ある出家者は夢で女になり目覚めると本当に女の体になっていたという。
- 細部
- 尾張国米野木村に住む百姓喜右衛門のもとに生まれた子は、生まれたときには男女の区別がつかない体つきをしていたという。しかし成長するにつれて、立ち居振る舞いや気性は次第に男子らしいものへと定まっていった。これとは別に、ある出家者にまつわる話も伝えられている。この出家者はある夜、夢の中で自分が女になる場面を見た。目が覚めてみると、夢と同じように男性の体が女性のものへと変わっており、声や姿かたちまでもがすっかり女性のものになっていたという。生まれながらの性の曖昧さと、一夜にして生じた性の変化という、二つの異なる形の男女変成が並べて語られている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収められた、著者未詳「梅翁随筆」に記録がある。
- 地域
- 愛知県日進市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ