だんぶりちょうじゃ
ダンブリ長者
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 田山のダンブリ長者は蜻蛉に導かれて富を得た人物で、その蜻蛉の正体は眠っていた本人の魂だった。
- 細部
- 奥州南部の田山に伝わるダンブリ長者の話では、一匹の蜻蛉(ダンブリ)に導かれて長者になったと語られている。しかし実はこのダンブリと見えていたものは、眠っていた長者自身の魂であったのだという。虫の姿となって体を離れた魂が、結果として本人を富へと導くという構成が特徴的な昔話である。魂が虫の姿を借りて動き回るという発想は、眠りと死、あるいは夢と現実の境目を曖昧にする語り口として各地の類話にも通じるものがある。
- 広まり方
- 1937年の『旅と伝説』所収、柳田国男「初夢と昔話」に記録がある。
- 地域
- 岩手県八幡平市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ