いといがわのゆきにかくれるだいしのあしあと
糸魚川の雪に隠れる大師の足跡
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 大師講の日、中国から小豆を盗んで隠れた大師様が火傷で片足が不自由になり、雪でその足跡を隠すという由来譚。
- 細部
- 11月23日は大師講と呼ばれる日で、大師様にまつわる由来話が伝わっている。大師様は中国から小豆を持ち帰ろうとして見つかりそうになり、大きなヌルデの木の三つ又に身を隠して難を逃れたという。小豆については、わらじの内側や耳の穴といった身にまとう物に紛れ込ませて持ち帰ったといい、これにちなんでヌルデの箸を用いるようになったとされる。さらに、逃げる途中で塩を煮る釜に片足を踏み入れて火傷を負い、その足が不自由になってしまったため、歩けば跡が残ってしまう。そこでこの日には雪が降り、大師様の足跡を覆い隠してくれるのだと語られている。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、大竹信雄による第4編第6章第4節「15 大師講」の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ