だいじゃのち
大蛇の血
国内
場所・異界
- どんな話か
- 沼から流れる水がときおり赤みを帯びるのは、死んだ蛇の血が混じるためだと語られた。
- 細部
- 娘のもとへ通った蛇は、針に仕込まれた鉄の毒に当たって命を落としたとされる。その後、沼を源とする流れが折々に赤く濁って見えるのを、土地の人は蛇の血が溶け出したものと説明した。蛇聟入りの筋書きから枝分かれし、実際に目にできる水の色という現象へ結び付いた点に特徴がある。物語の結末が景色の側へ移され、通りかかるたびに思い出される形で残された例といえる。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の昔話の章、蛇聟入りの項に併載されている。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ