よこはまのうみをひとまたぎするきょじん
横浜の海を一跨ぎする巨人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 山をまたぎ海を一跨ぎしたという巨人で、木の生えない裏山や岩の窪みをその痕跡とする。
- 細部
- 真照寺の背後の山は萱に覆われるばかりで樹木が育たない。土地では、巨人がこの山を越えようとして尻を落としたためだと説かれてきた。さらにこの巨人は浜辺の岩を蹴って対岸の安房まで渡ったとされ、その踏み切りの跡が岩盤に残っていたという。地形の異変や岩の凹みに理由を与える説明譚で、巨人の身体の大きさを土地の広がりそのもので示すところに語りの眼目がある。木が生えないという日常的な不思議と、海を越える誇張された跳躍とが一続きに語られている。
- 広まり方
- 1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』第六編信仰生活の俗信の章(神奈川県企画調査部県史編集室)に磯子区の伝えとして収録されている。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ