ちゅうほうそんじゃ
中峰尊者
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 沼田市の迦葉山弥勒寺には、神童中峰が釈迦の化身と告げて昇天し、天狗面の由来になったという伝説が残る。
- 細部
- 沼田市の龍華院弥勒寺(迦葉山)に伝わる話。今からおよそ900年前、寺を中興した天巽禅師のもとに、中峰という神童が弟子入りしていたという。天巽が寺の大法を大盛禅師に譲り、あとを案じることがなくなったのを見届けると、中峰は自らが釈迦の化身であり、すでに権化としての務めを果たし終えたと告げ、これからは天に昇って末の世の人々の苦しみを救い、楽を与えようと語って両禅師に別れを告げたという。そして峰から天へと昇っていったと伝えられる。この地方に伝わる天狗の面は、この中峰尊者の姿をかたどったものだとされている。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』掲載、岩崎安重「群馬県の伝説による玩具」に記録されている。
- 地域
- 群馬県沼田市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ