ちせん
地仙
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 伊香保温泉には、義経の旗指だった樵が海尊伝来の灸術で地仙となり長寿を保っているという話が伝わる。
- 細部
- 伊香保温泉に伝わる話。この地に一人の樵が住んでいたが、周囲の住人たちは誰もその年齢を知らなかったのだという。土地の古老の語るところによれば、この樵はかつて源義経の旗指をつとめた人物で、奥州合戦の折には義経とともに蝦夷の地へと落ち延びたのだという。義経はこの者の忠勤に報いて、常陸坊海尊から伝わっていたという灸の技術を授けた。樵はその灸によって地仙、すなわち地上にとどまる仙人となり、長い寿命を得たのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1980年刊『続日本随筆大成』所収、緒方惟勝『杏林内省録』に記録されている。
- 地域
- 群馬県渋川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ