ちらんのほたるになったとっこうたいいん
知覧のホタルになった特攻隊員
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 太平洋戦争末期、知覧の食堂を営んでいた女性のもとを訪れたある特攻隊員が「ホタルになって帰ってくる」と言い残して出撃し、その夜に一匹のホタルが食堂に現れたという言い伝え。
- 細部
知覧は陸軍特別攻撃隊の出撃基地が置かれた地で、隊員たちの世話をしていた富屋食堂の女将・鳥濱トメのもとには、出撃を控えた若い隊員たちが最後の時間を過ごしに訪れた。1945年6月6日に20歳で出撃し戦死した宮川三郎少尉は、その前夜、トメに「自分は蛍になって必ずここに帰ってくる」と告げて出撃し、翌晩、一匹のホタルが富屋食堂に飛んできたため、居合わせた人々がホタルに向かって敬礼し「同期の桜」を歌ったという逸話が伝えられている。
この話は戦後、鳥濱トメ本人の証言や関連書籍を通じて広まり、映画化もされるなど、知覧の特攻隊員を偲ぶ象徴的な逸話として語り継がれ、富屋食堂の跡地は現在「ホタル館富屋食堂」という資料館になっている。
- 広まり方
- 鳥濱トメ本人の証言をもとに、戦後の書籍・映画・「ホタル館富屋食堂」の展示などを通じて全国に広まった。
- 地域
- 鹿児島県南九州市知覧町
- 年代
- 昭和時代
- 検証状況
- 創作起源が判明
特定の投稿・作品が起源だと判明している。 - タグ