ちのいけ
血の池
国内
場所・異界
- どんな話か
- ほととぎすが血を吐いて水が赤く染まったと伝わる池で、雨乞いをすれば必ず降るとされる。
- 細部
- 閼伽流山の頂に近い仙人ヶ嶽から北へ百五十メートルほど行った場所にある小さな水たまりが、この名で呼ばれている。名の由来として語られるのは、池のほとりで鳴いたほととぎすが血を吐き、それが水に混じって赤く見えるようになったという一節である。もう一方では雨を呼ぶ場所としての性格が強く、ここで祈れば外れることがないと信じられ、昭和に入ってからも実際に行われた例があると伝えられている。凄惨な由来と実用的な祈願とが同じ水面に重ねられている。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史』民俗編東信地方ことばと伝承、細川修・松本清人による水の伝説の章に二例が載る。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ