すかわおんせんのけもの
須川温泉の獣
国内
場所・異界
- どんな話か
- 動物が傷を癒すために浸かっていたことから見つかった須川温泉は、入山者が戻れぬ山だともいう。
- 細部
- 須川温泉は、猟師が山の動物たちが傷を癒すために湯に浸かっているのを見つけたことから開かれた温泉だと伝わる。一方でこの山は昔から、一度入った者は生きて帰ってこられないとも言われており、恵みの湯と恐れの対象という二つの顔を併せ持つ場所として語られている。動物が発見した霊験ある湯という由来と、人を拒む山という言い伝えが同居している点は、山そのものへの畏敬の念の表れといえる。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』所収、七宮小會下丸「陸中の温泉行楽」に記録がある。
- 地域
- 岩手県一関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ