ちくぶしま
竹生島
国内
場所・異界
- どんな話か
- 焼け跡から出たよろいかぶとを湖上の島へ預けたところ、返してもらおうとすると船が揺れたという。
- 細部
- 在原には島へ参るための講が結ばれていた。明治七年、川より東の一帯が火に呑まれた際、業平のものと伝わるよろいが現れ、村をあげて島へ渡り、よろいとかぶとをそこへ託したという。のちに講が解かれ、在原の人々が預けた品を引き取りに向かうと、乗った船が大きく揺れて進まない。手放したものを返すまいとする力が働いているのだと語り伝えられている。武具の帰属をめぐる意思が、湖の揺れという形で示される点に特徴がある。
- 広まり方
- 1974年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による滋賀県高島郡マキノ町旧剣熊村の報告に記録がある。
- 地域
- 滋賀県高島市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ