ちびやす
チビ安
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 体が小さく非力だった篠島の船頭チビ安が観音に苦行の願をかけると、夢に竜に乗った観音が現れ力持ちに変えてくれたという話。
- 細部
- 江戸時代の末、幕末に近いころの話である。篠島で兵蔵船の船頭を務めていた鈴木兵蔵という男は、生まれつき体が小さく力も弱かったことから、周囲にチビ安と呼ばれていた。年頃になっても体格が変わらず軟弱なままであることを気に病んだ彼は、観音様に願をかけることを思い立ち、厳しい苦行を積み重ねた末についに満願の日を迎える。するとその夜、竜に乗った観音様が夢の中に現れ、「そなたの真心に免じて、願いをかなえてやろう」と告げられた。目を覚ましてみると、チビ安はすっかり力持ちの体に生まれ変わっていたという。
- 広まり方
- 1974年の『みなみ』に掲載された折戸篠生「島育ち『チビ安』伝」に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ