びじょづか
美女塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 美女塚には蛇が多く棲み、小町の髪が蛇になったとも、小笠原長時の妾を葬った塚ともいわれる。
- 細部
- 米沢市にある美女塚と呼ばれる塚には、昔から蛇が数多く棲みついているといわれてきた。実際に塚を掘ってみたところ、出てきたのは小野小町の髪の毛が蛇に変じたものだったという言い伝えがある。この塚の由来についてはほかにも複数の説が伝わっており、その一つは、小笠原長時の妾だった女が従者を使って長時を殺害させたのち出奔し、米沢の地で亡くなったためにここへ葬られたというものである。また、キリシタンであった美女を葬った墓だという説や、病を得て亡くなった小野小町をこの地に葬ったのだとする説も並んで語られており、一つの塚に複数の由来譚が重なり合っている点が特徴的である。
- 広まり方
- 1981年の『伝承文学研究』所収、水野道子「米沢市における小町伝説」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ