ばんしゅうさらやしきとおきくいど
播州皿屋敷とお菊井戸
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 姫路城の家宝の皿を隠したと濡れ衣を着せられて殺されたお菊という女性の霊が、井戸から皿を数える声を響かせるという伝説。
- 細部
- 姫路城主・小寺則職の代、家老の青山鉄山が主家の乗っ取りを企てていることを知ったお菊という女性が、これを密告した。逆恨みした鉄山の家来は、家宝の10枚揃いの皿のうち1枚をわざと隠し、管理者であったお菊に罪をなすりつけて手打ちにしたという。殺されたお菊の霊は井戸に棲みつき、夜な夜な「一枚、二枚…」と皿を数える声が聞こえるようになったと伝えられ、その井戸は「お菊井戸」として現在も姫路城内に残る。ただし、この事件が実際に戦国時代にあったかどうかは定かでなく、物語として形を整えたのは江戸中期の浄瑠璃以降とされる。江戸の「番町皿屋敷」とは独立した別系統の伝説である。
- 広まり方
- 江戸中期の浄瑠璃などを通じて語られるようになり、姫路城の名所案内や怪談本で紹介されて広まった。
- 地域
- 兵庫県姫路市(姫路城)
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ