そとばなげ
卒塔婆投げ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 島田村で死者の墓の樒と卒塔婆が夜ごと投げ捨てられ、夢枕に立った死者が扱いの変更を求めたという話。
- 細部
- 光市の島田村(旧熊毛郡)にあったある人物の墓では、樒と卒塔婆を供えるたびに、夜の間にそれらが何者かによって投げ捨てられるということが繰り返し起きていた。困り果てた母と妻の夢枕に死者本人が立ち、樒も卒塔婆も煩わしいのでもう供えないでほしいと告げてきた。目覚めた二人は墓前に出向き、樒の代わりに榊を供えること、卒塔婆については四十九日の間だけ辛抱してほしいことを死者に申し出た。すると、その晩を境に投げ捨てられる出来事はぴたりと収まったという。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第2期』所収、千家尊澄「桜の林」に記録がある。
- 地域
- 山口県光市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ