あわじ
アワジ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 阿波から来た爺の死にちなむアワジ峠で、いないはずと口にした飛脚に対し茂みから声を上げて姿を見せたという。
- 細部
- 昔、阿波の国からやって来た年老いた男がこの地で亡くなったことにちなんで名づけられたアワジという峠がある。ある時、この峠を一人の飛脚が通りかかり、アワジなどという者はどこにもいはしないだろうと軽い気持ちで口にしてしまった。すると、とたんに近くの茂みからガサガサという音が立ち、大きな声とともにアワジが「ここにおるぞー」と姿を現したのだという。名を口にして疑うこと自体が、峠に残る死者の気配を呼び覚ましてしまう話として伝わっている。
- 広まり方
- 『四国民俗』1981年掲載、水野一典「香川県綾上町妖怪名彙」に記録されている。
- 地域
- 香川県綾川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ