ありくらのばば
蟻鞍の婆
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 小鳥山の鳴動を祈禱と錐で鎮め、若者のためにならないと温泉に馬の爪を入れて冷ましたという蟻鞍の婆の言い伝え。
- 細部
- 高山市に伝わる蟻鞍の婆にまつわる話である。昔、小鳥山の南側が鳴り響くように鳴動したことがあった。すると一人の老婆が七日目の夜に神へ祈りを捧げ、門口に錐を突き立てたところ、その鳴動はぴたりと止んだのだという。またこの地域にはかつて温泉が湧いていたが、この婆は若者のためにならないと考え、馬の爪を湯の中に投げ入れた。すると温泉の湯は冷たくなってしまい、それきり元の温かさには戻らなかったと伝えられている。
- 広まり方
- 1935年の『ひだびと』所収、惰仙窟「岩瀧の昔話(二)」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ