おたまがぶちのあおいひのたま
お玉が淵の青い火の玉
国内
場所・異界
- どんな話か
- 皿を割って身を投げた女中の淵から、二つの青い火の玉が飛び出すと伝えられる。
- 細部
- ある家にお玉という名の女中がいたが、その家に伝わる大切な皿を割ってしまい、主人にきつく叱られたことを苦にして淵に身を投げた。それ以来、この淵からは青い火の玉が二つ現れるようになったという。一つは彼女が仕えていた家の方角へ、もう一つは天竜川の川下へ向けて、ゆらりゆらりと漂うように飛んでいく。実際に目にしたという者もいると語られている。恨みが人の姿ではなく光の玉として現れ、その進路が生前の縁と土地の水系の双方をなぞる形になっている。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、水の伝説のうち淵の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県松川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ