まつやましのかまからただようあおいひ
松山市の窯から漂う青い火
国内
場所・異界
- どんな話か
- 敗戦直後、身内だけで行った火葬の窯の隙間から青い火が漂い出たという体験談。
- 細部
- 戦争が終わって間もないころ、語り手の伯父が亡くなった。埋葬を担う人手が得られなかったため、近しい親族が数人で集まって自ら火葬を行うことになる。焼いている最中、窯のあちこちにできた隙間から青みを帯びた火が現れ、ゆらゆらと漂って流れたかと思えば、別の隙間からは弾けるように出て瞬く間に消えた。物理的な燃焼として説明できる現象でありながら、身内の手で葬った状況と重なって、語り手の記憶に強く残った出来事として伝えられている。
- 広まり方
- 1976年の『伊予の民俗』に載る橘春美の自転車にからみついた火の玉に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ