あのよのいりぐち
あの世の入り口
国内
場所・異界
- どんな話か
- 夢のような美しい場所から誘われた話で、そこへ応じてはいけないと戒められている境界の光景。
- 細部
- 語り手は、夢だったのかどうかも判然としないまま、見たこともないほど美しい場所に立っていたという。そこには誘う者がいて、こちらへ来るようにと声をかけてきたが、応じずに踏みとどまった。土地では、こうした景色に招かれても足を向けてはならないと言い伝えられており、応じた者は戻れなくなると理解されている。美しさそのものが危険の合図として受け取られている点に、この土地の死生観がうかがえる。景色の細部や場所の特定は語りに含まれない。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』に載る石崎敬子の報告「小田原市周辺の口承文芸」に収められている。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ