あのよへのいりぐち
あの世への入り口
国内
場所・異界
- どんな話か
- 事故の瞬間に花咲く美しい場所を見たという体験談と、死を渡ると表現する土地の言い回し。
- 細部
- 語り手の同級生は、二輪車で転倒したときのことをこう話したという。花がまばゆく咲きそろった見事な場所にいると感じ、次の瞬間には車体から投げ出されて横たわっていた、と。土地では死者について語るとき、葬儀の晩などに、あの人は渡って行ってしまったという言い方をする。生と死のあいだに川なり境目なりがあり、そこを越えることが死だという感覚が言葉として残っているわけで、事故の際の光景もその延長で理解されている。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』所収、石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ