あんぎゃそう
行脚僧
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 貧しい行脚僧を無償で渡してやった船頭に、葦の葉を魚に変えて授けたのがエツの由来になったという話。
- 細部
- 福岡県大川市に伝わる魚エツの由来にまつわる伝説である。かつて身なりの貧しい一人の僧が渡し場に立ち、船頭たちに無償で川を渡してほしいと頼んだが、多くは断ってしまう。そのなかで若い船頭だけがこれを聞き入れて渡してやったところ、僧は礼として、今後生活に困るようなことがあれば、この魚を捕まえて暮らしを立てるようにと言い残し、川辺の葦の葉を一枚水面に投げ入れた。すると葉はたちまち魚の姿に変わったという。この魚こそ、この地方で獲れるエツであると語られている。
- 広まり方
- 1962年の『民間伝承』に掲載された中牟田作次郎「不知火と珍魚」に記録がある。
- 地域
- 福岡県大川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ