あまさんのはか
尼さんの墓
国内
場所・異界
- どんな話か
- 雪の日に行き倒れた尼を葬った墓が、熱病よけの願掛けの場となり茶を供えて拝まれている。
- 細部
- 神子の森のカラスガケと呼ばれる谷に、尼を葬った墓がある。百年ほど前の雪の降る日、神札を背負ったまま息絶えている尼を村人が見つけ、その場に墓を建てたのが始まりという。のちに村で熱病が広まった際、人々はこの墓へ願をかけるようになった。参る者はコップに一杯の茶を供えて手を合わせ、病が癒えればあらためて茶を持参して礼をする。供物が茶に限られている点が、この墓の作法として語り継がれている。
- 広まり方
- 1975年の『あゆみ―玉川町の民俗 愛媛県越智郡―』所収、森正史監修の信仰の項に記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ