あまみつみかみ
天みつ御神
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 天満宮を信仰する男と旅先の諸侯が、和歌の上句と下句をそれぞれ夢で得て一致したという。
- 細部
- 京都で事業に失敗し、関東へ夜逃げすることを考えていたある男がいた。出発を前に、日頃から篤く信じてきた北野天満宮へ参拝したところ、うとうとしたような心持ちのなかで、一つの和歌の下の句だけがふと思い浮かんだという。その後、旅の途中で碓氷峠のほとりにある駅舎に数日間逗留していると、同じ宿にいたある諸侯も、なぜか同じ和歌の上の句だけを思い浮かべていたことが分かった。互いの句を合わせてみるとぴったり一致し、諸侯はこれを天みつ御神の霊験によるものだとして喜び、深く信心する男を自らの家臣として召し抱えたという。
- 広まり方
- 続日本随筆大成(1980年)所収、中村新斎「閑度雑談」に記録がある。
- 地域
- 群馬県安中市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ