あこうぼうちょうすいほういん
阿光坊澄水法印
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 盥の水を指ではじいて高野山の火事を消し止めたという、龍福山長谷寺の年齢不明の老僧の逸話。
- 細部
- 龍福山長谷寺という寺に、阿光坊澄水法印という年齢の分からない老僧がいた。文禄二年九月二十一日の午の刻、法印は突然盥に水を持ってくるよう命じ、庭に出てその水を指先で弾き始めた。何をしているのかと問われると、法印は「高野山が火事なので、その火を消しているのだ」と答えたという。実際にこのとき高野山では火事が起きていたと伝わっており、遠く離れた土地の火事を察知し、しかも鎮めてしまったとされる神秘的な力が語られている。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、藤原相之助「奥州の仙人伝説―枸杞に関する仙話―」に記録がある。
- 地域
- 岩手県大船渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ