あこぎづかのでんせつ
阿漕塚の伝説
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 伊勢神宮に魚を奉納するための禁漁区・阿漕ヶ浦で密漁を重ね、簀巻きにされて海に沈められた漁師平治の伝説。
- 細部
- 病弱な母の薬にするため、禁漁区の阿漕ヶ浦で密漁を繰り返していた漁師の平治が、落とした自分の名入りの笠から正体が発覚し、簀巻きにされて海に沈められたという。孝行のための悪事という因果応報の物語として、室町時代には世阿弥作と伝わる謡曲「阿漕」に脚色され、寛政10年(1798年)には浄瑠璃「勢州阿漕浦」でより人情味のある物語に仕立て直された。以後「阿漕」という言葉自体が「あくどい、しつこい」という意味の慣用句として定着した。
- 広まり方
- 謡曲や浄瑠璃を通じて全国に広まり、「阿漕」という言葉自体が一般的な慣用句として定着するに至った。
- 地域
- 三重県津市阿漕町(阿漕ヶ浦)
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ