あかごつか
赤子塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 経文を読む赤子の声が聞こえた古塚を掘ると赤子が生きていて、育てられた子は優秀な僧・如幻和尚になったという由来譚。
- 細部
- 寺林村の光林寺の西の道、地蔵堂のそばに四畳敷きほどの高さになった杉の木の一角があった。ある日、大興寺の和尚がそこを通りかかると、古塚の中からまるで経文を読み上げているかのような赤子の声が聞こえてきたという。不思議に思って塚を掘ってみると、赤子は生きたまま見つかった。和尚が引き取って育てたところ非常に優れた人物に成長し、のちに寺の跡を継いで如幻和尚と呼ばれるようになった。この経緯にちなみ、埋まっていた塚は赤子塚、あるいは如幻塚と呼ばれて今に伝わっている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』掲載、中道等「奥羽巡杖記」に記録がある。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ