はなわまちのじつのむすめをあやめたおにばば
塙町の実の娘を殺めた鬼婆
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 殿様の子の病を治すため人の生き血を求め通行人を殺していた乳母が、実の娘を手にかけ改心したという。
- 細部
- かつて我が子を手放してある殿様に仕えていた女がいた。殿様の子が病に伏し、子どもの生き血を飲ませれば治るとの言葉を真に受けた女は、忠義から通りかかる旅人を宿に泊めては次々と手にかけていたという。ある日、身重の妻を連れた夫婦が宿を求め、夫が産婆を呼びに出た隙に女は妻を殺めてしまうが、その正体は自分が手放した実の娘であった。多くの命を奪った報いとして実子を手にかけることになった女は、これを機に己の行いを悔い改めたと伝えられている。安達ヶ原の鬼婆として広く知られる話の、塙町に伝わる語り口である。
- 広まり方
- 1971年の『東白川の昔話』所収、東京女子大学史学科民俗調査団による〈因縁化物話〉の記録に見える。
- 地域
- 福島県塙町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ