あべのなかまろ
阿倍仲麻呂
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 唐の朝廷から難題を課された日本の使者を、蜘蛛に姿を変えた阿倍仲麻呂の霊が助けたという伝え。
- 細部
- 中国の朝廷へ遣わされた日本の使者が、次々と解きがたい問いを突きつけられて窮した。そのとき阿倍仲麻呂の霊が蜘蛛の姿となって現れ、一つひとつの答えを耳打ちしてくれたので、使者はすべてを切り抜け、望んでいた品を無事に持ち帰ることができたという。異国の地で客死したとされる人物が、後の世の使者を陰から支える守り手として語られている点に特徴がある。暦や稲荷にまつわる話とともに採録された一話である。
- 広まり方
- 1941年の『旅と伝説』所収、佐久間薊芽「暦・稲荷・焼き米」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県川崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ