えすきもーのゆきのごいしんわ
エスキモーの雪の語彙神話
Eskimo words for snow
国外
語れない話
- どんな話か
- イヌイット・エスキモー諸語には雪を表す単語が異常に多いとされ、言語が思考を規定する例として広まった話。
- 細部
イヌイット・エスキモー諸語には雪を表す単語が異常に多いとされ、言語が思考を規定する例として広まった話である。出発点は人類学者フランツ・ボアズが1911年に示した、地上の雪・降る雪・吹き流される雪・吹きだまりを分ける4語だった。1940年、ベンジャミン・リー・ウォーフが言語相対論の例に広げ、1984年のニューヨーク・タイムズの記事は「100種類」とまで誇張した。
1986年にローラ・マーティン、1991年にジェフリー・プルームが、雪関連の語根は英語とほぼ同数で、単純な語数比較に意味はないと批判した。一方、2010年には中央シベリア・ユピック語で40語、ヌナヴィク・イヌクティトゥット語で53語以上の雪の用語が記録され、意味の区別に限ればボアズの指摘は妥当だと再評価された。
- 広まり方
- 言語相対性仮説を分かりやすく説明する逸話として教科書や一般書で繰り返し引用され、誇張を含んだまま広く定着した。
- 地域
- アメリカ
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 事実でないと確認
裏付けがなく、事実ではないと確認・指摘されている。 - タグ