とらうこ
トラウコ
Trauco
国外
未確認生物
- どんな話か
- 森の洞に住む醜い小人が視線だけで女性を眠らせ子を身ごもらせるという、チリ・チロエ島の伝承。
- 細部
- 小柄で不格好な、矮人やゴブリンに似た醜い顔と足を持つ人型の生物で、チロエ島の深い森、特に古木のうろに住んでいるとされる。若い女性を引き付ける強力な magnetism(磁力)を持ち、選ばれた女性は眠っていても石の斧を持つこの生物のもとへ引き寄せられ、その性的魅力に抗えず交わってしまうという。保守的な伝統社会において、未婚の女性が妊娠し父親を名乗り出る者がいない場合、周囲がトラウコの仕業だとみなすことで、女性自身が責任を問われずに済むという社会的な役割を伝承が担っていたと指摘されている。
- 広まり方
- チロエ島の民間伝承として島内で語り継がれ、チリ本土にもチロエ神話の代表格として知られている。
- 地域
- チリ・チロエ諸島
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ