てめるくす
テメルクス
Temeluchus
国外
未確認生物
- どんな話か
- 幼くして死んだ子供の魂を見守るとされた、初期キリスト教文献に登場する天使。
- 細部
- 2世紀の外典『ペトロの黙示録』に初めて登場する天使で、当初は嬰児殺しで死んだ子供たちの魂を世話する役目を持つ存在として描かれたとされる。名前自体は元々「世話をする者」を意味する言葉に過ぎなかった可能性があるが、後の文献では固有の天使名として扱われるようになった。中世に広く読まれた『パウロの黙示録』では一転して地獄で魂を責め苦しめる役として登場し、三つ又の鉤を手にした姿はギリシャの海神を思わせるとされる。地獄の番人たちを率いる長とみなされることもあり、実質的にサタンそのものを指すとする説もある。
- 広まり方
- 初期キリスト教の外典から中世の写本を通じて長く読み継がれた。
- 地域
- 古代地中海世界
- 年代
- 2世紀
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ