たらすく
タラスク
Tarasque
国外
未確認生物
- どんな話か
- ローヌ川流域の湿地に棲み船や旅人を襲ったとされる竜型の怪物を聖女マルタが鎮めたという、南仏タラスコンの伝説。
- 細部
- タラスクは「半ば獣、半ば魚」と形容される竜のような怪物で、ローヌ川流域の湿地に棲んで船を沈め旅人を襲っていたとされる。13世紀に編まれた聖人伝集『黄金伝説』によれば、聖女マルタが十字架と聖水でこれを手なずけ、村人たちがとどめを刺したとされ、この伝説にちなむ町がタラスコンと呼ばれるようになったという。1469年にアンジュー公ルネがこの怪物をかたどった山車を練り歩かせる祭礼を制度化し、現在まで続く「タラスクの祭り」は2005年にユネスコの「口承及び無形遺産の傑作」に選ばれ、2008年には他のベルギー・フランスの巨人行列とともに無形文化遺産代表一覧表に正式登録された。
- 広まり方
- 聖人伝としての文献化を経て、王侯による祭礼の制度化によって定着し、以後は地域の年中行事として代々受け継がれている。
- 地域
- フランス プロヴァンス地方タラスコン(ローヌ川流域)
- 年代
- 中世
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ