すくやん
スクヤン
Soucouyant
国外
未確認生物
- どんな話か
- 昼は老婆、夜は皮を脱いで火の玉となって飛び回り、眠っている人の血を吸うカリブ海広域の吸血鬼伝承。
- 細部
- 昼間は普通の老婆として暮らすが、夜になると自分の皮を脱いで隠し、火の玉の姿で夜空を飛び回って獲物を探すとされる。鍵穴やわずかな隙間からでも家に入り込み、眠っている人の血を吸うといい、被害者の体には翌朝あざが残るという。西アフリカの皮を脱ぐ魔女の伝承がルーツとされ、奴隷貿易を通じてカリブ海各地に伝わり、ヨーロッパの吸血鬼・人狼伝承とも混ざり合ったと考えられている。対抗策として、家の前や村の十字路に米粒をまいておくとスクヤンが皮に戻る前に全て数え終えねばならず、日の出を迎えて滅びるという言い伝えが広く知られ、脱いだ皮に粗塩を仕込んでおくと元に戻れなくなるとも言われる。
- 広まり方
- トリニダード・トバゴ、セントルシア、ジャマイカ、ドミニカ国、ガイアナ、スリナム、バハマ、バルバドスなど広くカリブ海地域の口承として伝わり、地域によって「スクリアント」などの呼び名でも語られる。
- 地域
- トリニダード・トバゴ、セントルシア、ドミニカ国など広域カリブ海
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ