さんた・こんぱーにゃ
サンタ・コンパーニャ
Santa Compaña
国外
未確認生物
- どんな話か
- 深夜、白い頭巾をかぶった死者の行列が村の道を練り歩くというガリシア地方の伝承。生きた人間が知らぬ間にその先導役にされているとされ、出会った者は地に伏せるなどして難を逃れるという。
- 細部
「聖なる一団」を意味するサンタ・コンパーニャは、深夜に白い頭巾つきの布をまとった死者(あるいは煉獄で苦しむ魂たち)の行列が教区の道を二列になって練り歩くというスペイン北西部ガリシア地方の伝承で、隣接するアストゥリアス地方では「エスタデア」「ウエスティア」、ポルトガル北部でも類似の伝承が伝わっている。行列の先頭には十字架や聖水の入った鍋を持つ生きた人間が立たされているとされ、当人はそのことに気づいていないとされる。
行き会ってしまった際には、チョークでソロモンの円を描いてその中に立つ、地面にうつ伏せになって行列が通り過ぎるのを待つ、魔除けの指のサインを作るといった対処法が語り継がれている。この行列に出会うことは身近な人の死の前触れとも考えられ、北欧のワイルドハントやアイルランドのバンシー伝説などヨーロッパ各地に見られる「死の使者」型伝承の一つとされる。
- 広まり方
- ガリシア地方の農村共同体で口伝えに継承されてきた伝承で、隣接するアストゥリアスやポルトガル北部にも同系統の話が広がっている。近代以降は民俗学の調査を通じてスペイン国内に広く知られるようになった。
- 地域
- スペイン・ガリシア地方(アストゥリアス、ポルトガル北部にも類似伝承)
- 年代
- 不明(起源時期は特定できない)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ