さまえる
サマエル
Samael
国外
未確認生物
- どんな話か
- ユダヤ教の伝承に登場する大天使のひとりで、死を司り、天使たちの長として恐れられてきたとされる。
- 細部
ユダヤ教のタルムードおよび後代の伝承に登場する大天使。ヨブ記における『告発者』、出エジプト記における『滅ぼす天使』のように、死と破壊にまつわる役割を担うとされるが、いずれの書物にも彼の名は直接記されていない。キリスト教のサタン像と重なる部分が多く、堕天使のひとりとみなされることもあるが、罪人を滅ぼすといった役割は必ずしも悪とはみなされず、両義的な存在として語られてきた。
エデンの園の物語では、蛇をラクダのように乗りこなして人間に近づき、アダムとエヴァの堕落を引き起こしたとされる。ある伝承ではカインの父、またリリトの伴侶ともされる。古い時代の文献では単なる天使のひとりとして扱われていたが、後代の説話では『悪魔たちの頭領』という称号を与えられるようになった。ローマの守護天使にしてイスラエルの宿敵ともされ、後代にはキリスト教世界の象徴とも結び付けられた。
- 広まり方
- タルムードや中世の文献を通じて伝わり、後にキリスト教圏の悪魔像とも混同されて広まった。
- 地域
- イスラエル
- 年代
- 古代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ