ぺるひた
ペルヒタ
Perchta (Frau Percht)
国外
未確認生物
- どんな話か
- クリスマスから公現祭にかけて現れるとされる女性の霊。糸紡ぎなど一年の仕事をきちんと終えた者には恵みを与え、怠けた者には恐ろしい罰を与えるという二面性を持つ。
- 細部
- 言語学者ヤコブ・グリムは古高ドイツ語で『輝く者』を意味する語に由来すると唱えたが確証はなく、『隠れた者』を意味する語を語源とする説もある。伝承では、紡ぎ終えていない亜麻を見つけると腹を切り裂いて中身を詰め替えるという恐ろしい制裁を科すとされ、子どもに行儀を教える脅し文句としても使われてきた。片足が鵞鳥のような足であるとも語られ、グリムはこれを動物に姿を変えられる高位の存在の証と解釈した。現在も『ペルヒテンラウフ』という仮面行列の行事にその姿を残している。
- 広まり方
- アルプス地方の農村共同体で口承により伝わり、19世紀にヤコブ・グリムら民俗学者が体系的に記録・紹介したことで学術的にも広く知られるようになった。
- 地域
- オーストリア(ザルツブルク周辺)・バイエルン・南チロル等アルプス地方
- 年代
- 中世~近世(体系的な記録は19世紀)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ