なはつぇーらー
ナハツェーラー
Nachzehrer
国外
未確認生物
- どんな話か
- 墓の中で自分の死装束や体を貪り食う死者で、その間生きている親族を衰弱させて道連れにするという、ドイツの吸血鬼的な蘇り(リバイバント)伝承。
- 細部
- 目や口が開いたまま、唇が赤く、死後も体が硬直せず柔らかいままであることがナハツェーラーである兆候とされた。西洋の吸血鬼のように血を吸うのではなく、自らの埋葬布や体を齧ることで生者の生命力を奪うとされる点が特徴で、ドイツ北部やシレジア、バイエルンのほか、ポーランド北部のカシューブ人の伝承にも類似の存在が見られる。
- 広まり方
- ドイツ北部・東部の農村共同体で口承により伝わり、『ナハツェーラー』という呼称自体は19世紀の民俗学の記録を通じて定着したが、信仰自体はそれより数世紀早くから存在していたとされる。
- 地域
- ドイツ北部・シレジア・バイエルン
- 年代
- 近世(用語自体は19世紀に定着)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ