まーら
マーラ
Mare
国外
未確認生物
- どんな話か
- 眠っている人間の胸の上に乗り、息苦しさと悪夢を引き起こすとされる北欧・ゲルマン民間伝承の霊的存在。
- 細部
多くは女性の姿をした存在とされ、寝ている者の胸に乗って強い圧迫感と不安、悪夢をもたらすという。この体験は今日でいう睡眠麻痺(いわゆる金縛り)に近い生理現象が背景にあると考えられているが、民間信仰では長らく超自然的な存在の仕業とされてきた。13世紀の『ユングリンガ・サガ』にもすでに記述が見られる古い信仰で、古ノルド語の「マラ」に由来し、さらに遡ると「押しつぶす」を意味する語根に行き着くとされる。
英語の「ナイトメア(悪夢)」という単語自体がこの存在の名に由来しており、スウェーデン語の「マルドロム」、ノルウェー語の「マーレリット」、アイスランド語の「マルトロズ」など北欧諸語の「悪夢」を意味する単語の中に今もその痕跡が残る。
- 広まり方
- ゲルマン語圏全体に共通する非常に古い民間信仰で、各国語の「悪夢」を意味する単語の中に今も痕跡をとどめている。
- 地域
- 北欧・ゲルマン語圏全域
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ